「君の名は。」を映画館で観た熟女の感想。
観ましたよ。今話題の新海誠監督アニメ映画。
日曜日の夕方でしたが、映画館はほぼ満員。9割が10代後半~20代の男女でした。
今回は熟女が観た「君の名は。」の感想と行きましょう~♪ 熟女色満載ですよw
一番最初にタイトルを聞いたとき、ぱっと思い出したのは、これでした。
wwwww
すごいでしょwww
でもリアルで観たことはなく…
連続テレビ小説でやっていたこれですね~
鈴木京香様が出てたのですよ~
今のこの時代に「君の名は。」を見に行く人の中では観たことない人多いでしょうね~
タイトル聞いて年代が違えばイメージも全然違いますよ。
で、映画を観た感想。
1 景色の美しさ、光の美しさ。
日常の何気ない風景を精密にかつ芸術的にアニメにしているので、目が幸福になりました。映像美ですね。中でも際立つのは光の美しさ。ああやって光を感じながら生きると、風景も違って見えますね。日常のそこここに美しさは存在しているということを感じました。
2 ラブストーリー&タイムトラベル&とりかえばやの話
設定自体はとりかえばや(=男女あべこべ入れ違い)ということでラブストーリー決定になるわけですけど、そこにタイムトラベルの話も混じってきて、「時をかける少女」(これも古いw)の要素もあり、プチSFラブファンタジーみたいな感じがしました。なので設定自体に目新しさとかはなく、どっかのSF小説かアニメでみたような話になってました。だけどそれは別に奇をてらってこねくり回した話になってしまうと本末転倒なので、そこはそれでいいと思います。
いわばそういうオーソドックスな設定の中で安心してみていられるし、それよりも人物の些細なしぐさとか表情とか、風景などが丹念に描かれていて非常に優れていました。
中でも巫女や神社が良い感じだしてたし、組紐のモチーフや口でお米を噛んでそれをとろとろ口から出してそのまま発酵させる「口噛み酒」の使い方とかそういう小物使いが非常に巧みな仕掛けとなっていて、ここがとっても「うまいな!」とうなるところでした。
3 人物描写は丁寧で感情移入しやすい。
男の子と女の子は丁寧に描かれていて、どっちも普通の女の子と男の子で、家庭の様子、友人との会話、学校生活まで丁寧に丁寧に描かれており、少年少女たちは非常に感情移入しやすかったんじゃないかと思います。脇役の人も押しつけがましくない距離でメインキャラクターを支えており、声優さんも良かったですね。
4 熟女的にひとことでまとめると、「若いっていいな。」になる。
いやぁ~
見終わった後、思い浮かんだ言葉は、「若いっていいな。」でした。あれほど一途に思う相手に巡り会うというのがまず、理想的。(まあ映画だしw)そして思いが叶うというのも理想的。そして相手を思うエネルギーのすさまじさも、こりゃ、体力いるなあ~っていうくらいすごい。(まあ映画だしw)
現実はあんな理想的な相手に巡り会うなんて本当にレアレアだし、男女の間なんて、愛憎にまみれたり、虚飾に彩られてたり、蜻蛉のようにはかなかったり・・・。(蜻蛉観たことないけどw)実際は綺麗な反面、醜いものなんですよね。それが人間の真の姿なんだけど・・・。
それを美しく理想的に昇華しているのは、やはり少年少女に夢と希望を与え、人生にくたびれ果てた熟女に若き日の情熱を思い出させてくれ、明日への元気を与えてくれる正しい映画なのです。
5 金を出してみる価値あり。
なんか斜に構えたコメントが多くなってしまったようにも思いますが、トータルに観て、映像美、シナリオ、演技すべてにおいて優れた作品ですよ。お金を払って観る価値はあります。
ではでは~(^o^)